4月1日0:06に、私のもとに1通のメールが届きました。
情報源の特定につながるものを黒塗りにしたうえでそのまま公表します。


元少年Aの動静について

こんにちは。私は静岡市に住んでいます。
私の友人には■■■■■■■■■■■■■■■■■■がいます。普段から「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」と言っていました。
■■■■■■が最近になって「青島先生が酒鬼薔薇聖斗のことをよく喋るようになった」と言いました。
詳しくお話を聞くことができたので、マスコミに情報提供したいと思います。

青島先生と元少年Aは『絶歌』の出版まで、読んだ本や映画などの雑談くらいしかしていなかったそうです。
青島先生は元少年Aがどこに住んでいるかなど知る必要もないし、元気にやっていることが分かるだけで十分だと思っていたようです。
『絶歌』の出版以降、しばらく連絡することがありませんでしたが、最近になって「大切なことをちゃんと話してこなかった」と反省するようになったそうです。

元少年Aは職場での交通費の不正請求がきっかけになって、酒鬼薔薇聖斗であることが発覚してしまったといいます。
不正請求は県を1つまたぐもので、総額が数百万円になるそうです。
元少年Aは以前から同僚に住所を教えておらず、同僚たちはおかしいと思っていたそうですが、追及すると「近くのホテルで暮らしていた」などと言ったため、ただの不正請求ではないと思ったようです。事情を言いたがらないAに「ともかく職場の近くに家を借りて、そこから交通費を請求しろ」とアドバイスしたといいます。
ところが数日後に職場の近くに移した住民票を持ってきたため、同僚たちは驚いたといいます。住民票の場所を調べると空き地でした。そのうちに「お前は酒鬼薔薇聖斗じゃないのか?」と言う人があらわれました。元少年Aがよく考えずにマスコミから逃げるために妙なことをしたのなら許そうという意味もあったのですが、伝わらず「戸籍を見せれば別人だと分かる」と言い、さらに疑惑を深めることになりました。
同僚が「酒鬼薔薇聖斗は記憶喪失を装って、あたらしい戸籍をつくっているでしょう。そうだとしたら、戸籍なんか見ても分からない。中学とか高校時代の友人に話してもらうのが普通でしょう」というと「なぜ戸籍をつくったと分かるんだ」と食ってかかりました。「そのくらいしかマスコミに身元を特定されない方法はない。」というような話をしたそうですが、理解できていないようだったそうです。
元少年Aはその直後の休憩時間に青島先生に電話をかけ「酒鬼薔薇聖斗だということがバレた」と言いましたが、あとをつけてきた同僚にその様子を見られました。
その後、職場の上司が青島先生に電話をかけ事情を説明しました。会社の上層部は最初厳しい処分を下すつもりはなかったそうですが、その後も要領を得ない答えをしたり、細かい嘘をつきつづけたため、停職という厳しい処分になったといいます。「酒鬼薔薇聖斗か?」と聞かれた事に対して、別人だと明言したことが問題だというひともいたそうです。
元少年Aは周囲の厚意によって身元が守られていたのではないかと思います。追及が始まると、あまりにあっけなく酒鬼薔薇聖斗だとバレてしまいました。
【※これはエイプリルフール企画です。文章は柊自身によるものであり、メールが届いたという事実はありません。】